今回は『パリ五輪開会式マリーアントワネット登場いつ?なぜこの演出を採用したの?』と題して、パリオリンピック開会式の演出のひとつ「マリーアントワネット」について調査しました。
パリオリンピックの開催式を見ていた方は、突然画面に現れた生首の女性に驚いたのではないでしょうか。
実はあの女性はマリー・アントワネットがモチーフとなっており、その生々しい演出が賛否を呼んでいます。
まだ見ていない方はどこでその映像が流れるのか気になりますよね。
また、どうしてこのような演出がされたのかこの記事で紹介しています。
パリ五輪開会式でマリーアントワネットはいつ登場した?
マリーアントワネットは、TVerの「【開会式】Liberté -自由-」というタイトルの配信動画1分12秒あたりで登場します。
「Liberté(自由)」の文字が出たすぐ後に画面が切り替わり、マリー・アントワネットとされる赤いドレスの女性が映し出されます。
切り落とされた自分の首を持ちながら歌うマリー・アントワネットの演出に、ネットでは
- マリーの処刑を誇らしげに開会式に使ったのは不快
- 故人を冒涜し辱める蛮行は倫理的にアウト
- 生首マリーと最後の晩餐がちょっと…
といった、批判や疑問の声が相次ぎました。
しかもこの演出がされた場所は「コンシェルジュリー」といい、実際にマリー・アントワネットがギロチンにかけられるまでの最後の日々を過ごした独房です。
宮殿での生活から一転し常に監視のある狭い独房で暮らしながら、処刑を待つマリー・アントワネットは何を思っていたのでしょうか。
夫であるルイ16世が即位した時には、すでにフランスの財政は傾いていたことを考えると、マリー・アントワネットもフランス革命の被害者の一人といえるかもしれませんね。
なぜパリ五輪開会式でマリーアントワネットの演出を採用した?
なぜパリ五輪開会式で斬首されたマリー・アントワネットの演出が採用されたのでしょうか。
それは民衆による革命で王政を倒した歴史を、今でもフランス人は自由を勝ち取った象徴として誇りに感じているからです。
その歴史を表現するために、斬首されたマリー・アントワネットを開会式の演出に使用したといわれています。
でもそれならばマリー・アントワネットだけではなく隣に夫である、フランス国王ルイ16世を並べてもいいはずですよね。
マリー・アントワネットだけを演出に使った理由は、彼女がフランス人ではないからと考える人が多いようです。
元々マリー・アントワネットはオーストリア出身で、外交政策の一環としてフランスへ嫁いできました。
そのため、現地のフランス人からあまりよく思われていなかったという説もあります。
フランス人ではないからといって、生首の演出をするのが「平和の祭典」であるオリンピックにふさわしいのかどうかについては疑問に思う方が多いのも仕方がない気もしますね。
また当然ですがパリオリンピックには、マリー・アントワネットの母国であるオーストリア代表も参加しています。
オーストリアの人たちが今回の演出を見て不快に感じていなければいいですね。
まとめ
今回は『パリ五輪開会式マリーアントワネット登場いつ?なぜこの演出を採用したの?』と題して、パリオリンピック開会式の演出のひとつ「マリーアントワネット」について調査しました。
パリ五輪開会式でマリーアントワネットはTVerの「【開会式】Liberté -自由-」というタイトルの配信動画1分12秒あたりで登場します。
パリ五輪開会式で斬首されたマリー・アントワネットの演出が採用されたのは、
- フランス人は革命により王政を倒した歴史を、自由を勝ち取った象徴として誇りに感じているから
- マリー・アントワネットだけを演出に使った理由は、彼女がフランス人ではないから
ではないかと推測されます。
パリオリンピックの開会式は芸術の都パリらしい華やかな演出から、賛否を巻き起こす演出までさまざまでした。
閉会式では見ている人たちが幸せな気持ちで終われるような演出を期待したいですね。