日本の舞台衣裳家の緒方規矩子(おがた きくこ)さん。
オペラ、演劇、バレエ、ミュージカル、日本舞踊など幅広い分野で活躍し、舞台衣裳の第一人者として知られています。
今回は緒方規矩子さんのプロフィールや経歴をまとめました。
目次
緒方規矩子のプロフィール
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名前 | 緒方規矩子(おがた きくこ) |
生年月日 | 1928年10月4日(96歳) |
出身地 | 東京府日本橋(現:東京都中央区北部) |
学歴 | 京都市立美術大学(現:京都市立芸術大学) |
緒方規矩子の経歴
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緒方規矩子さんは1928年に東京府日本橋で生まれました。
京都市立美術大学図案科出身で、在学中から演劇に傾倒していきます。
クラスメートの田中一光さんや橋本潔さん達と
「アトリエ座」という劇団を結成
卒業後「喜劇座」を立ち上げ、その後、鐘紡に勤務しました。
1952年に関西歌劇団の『椿姫』で舞台衣装デザイナーとしてデビューし上京し、栗山昌良さん演出のオペラ
- 「道化師」
- 「カヴァレリア・ルスティカーナ」
などの衣裳デザインを手がけました。
1957年に外山雄三さん、岩城宏之さんなどと「スタッフ・クラブ」を結成。
以降、多くのオペラ、演劇、バレエ、ミュージカルなどの衣装デザインを手掛け、舞台衣裳分野の第一人者として知られています。
生涯現役で活動し、多くの後進の育成にも努めました。
代表作
緒方規矩子さんの作品は
- オペラ315件以上
- バレエ224件以上
に及び、作品数の多さに驚きますね。
代表的な作品
- オペラ:「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」「魔笛」など
- バレエ:「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「ドン・キホーテ」など
- 演劇:「ハムレット」「リア王」「夏の夜の夢」など
緒方規矩子さんはこれまで舞台衣装デザインの分野に貢献し、多数の賞を受賞しています。
主な受賞歴
- 伊藤熹朔賞(1978年)
- 朝日舞台芸術賞特別賞(2006年)
- 第42回日本新劇製作者協会賞
- 文化庁長官表彰(2019年度)
- 読売演劇大賞芸術栄誉賞(2021年) など
まとめ
今回は日本の舞台衣裳家の緒方規矩子(おがた きくこ)さんの経歴を詳しく調査しました。
京都市立美術大学図案科出身で、数多くの舞台衣装を手掛けました。
生涯現役で活動を続けた緒方規矩子さんが与えた影響は大きいのではないでしょうか。